麦チョコをたべる22才女子。
麦チョコという菓子に、久しぶりに出会った。
大学のコンビニ、デイリーストアにて。
昔はよく食したものだ、さくさくと、チョコレートのまろやかさ。
袋入りの麦チョコを、大学の休憩所でばりばり開封する。
立ち上る香りにめまい。あー、チョコレート。僕の大好きなチョコレート。
ざらざらとてのひらに乗せた粒たちを、手の温度で溶けないうちに
じゃらっと口内に放り込む。
…さく。さくさく。
んー。絶妙なこの触感。チョココーティングが舌でとろける。
ざらざら。止まらない。
やめられない止まらない、むっぎちょっこ♪
…浮かれすぎのようだ。
ジャスミンティーと一緒にいただくのもまた乙。
ここは紅茶…コーヒーなどといきたいところだがあえてジャスミン。
そこに深い意味もなにもないけれど。
これがまた合うのだ。甘さとジャスミンの花の香りとチョコレート。
異国感溢れる空間がまさに口内でひろがっているこの瞬間。
さく。
さくさく。
至福とはこのことだろうか。
麦チョコに限らず、チョコレートならなんでもござれの藤原さん。
昔はやった乳酸菌ショコラもおいしかったですね。
ちいさい包装と雰囲気の良いパッケージ。
丁度震災の前くらいに購入した思い出深い一品。
チョコレートには「テオブロミン」(幸福物質)や「カカオポリフェノール」(抗酸化作用などなど、健康に良いものが含有されている。
藤原は思った。
バレンタインデーとは、もちろん菓子会社の策略で告白の日とされているが
これはもう。相手を幸せにする日、相手の健康を気遣う日と言っても
過言ではないだろうと。
なんて素敵なバレンタインデー。
人を思い遣れる人間はもてると
ばあちゃんが言ってました。
それではまた。